そのひとのめ

なんとなくの毎日を、書きたいときに、書けるだけ。

2020-01-01から1年間の記事一覧

MUDAバロメータ

少し前から我が家にいるテンポドロップ。 天気によって変わる不思議さと透明で素直そうな見た目で、部屋に鎮座しています。 あまり大きくはないけれど、狭い我が家にはこれくらいがちょうどいいのでした。 思えば、うちには変なものがたくさんある。 「必要…

西方路う途

来月、自転車で旅行に行くことになりました。 ここのところ長い距離を乗れていないので、リハビリがてら近場を少しだけサイクリングをば。 一時期の殺人的な暑さも少し収まって、日差しがいくらかあってもすごしやすくなってきた。 来月はもっと走りやすいん…

職業の改・戒

昨日から、新しい職場に行っています。 ここ一ヶ月だらけてしまったので、生活習慣を立て直すのに少し時間がかかりそう。 前職よりも残業は少ないと思うけれど、新しい仕事は覚えることも多くてなかなか大変。 ある程度自分の好きなことにかじってないと続か…

暮れの色・いろ

夕方、久しぶりに自転車に乗りました。 持っているのはクロスバイクですが、空気が少し甘め。 幸い遠出する用事ではなかったので、そのまま出発をば。 人を迎えに、駅向かうだけだけんね。 ほどほどの用事がなかったりめちゃくちゃに暑かったりしてなかなか…

伸身の閉合差

八月もいよいよ最終盤です。早かった・・・。 九月からは新しい職場なので、会社に入るにあたって健康診断をば。 決まった項目を無事に受け終わったのですが、身長が1cm伸びていて驚きました。 調べてみても、二十代半ばで急に伸びるのは、ちょっと現実的じ…

港湾クリームソーダ

大学時代の友人と、大田区を歩いてきました。 その友人は少し変わっていて、なんだか私と気が合います。(以上定型文) 11時に品川集合で、昼ごはんを買って海へ発ちます。 暑かったですが、水と塩分をたっぷり摂ってスタート。 東海道の品川宿を通って、天王…

人生の土地感

餞別とおてがみ。 無事に鳴ったアラームに一安心した刹那、襲ってくる緊張と不安。 夏休みにおける登校日のような位置づけ。 本日8月28日は、現職最終出社日也。 丸3年と少し。 長かったような、短かったような・・・。 一か月ほどの長い有給消化明けだった…

デリケートEYE

本を読んでいる。 大学時代の友人からもらった本で、カヌーで旅をする冒険ものだ。 本の中で著者は世界中の川を下り、山を登り、人に触れて、動物に触れて、いわば地球の色々なところをさわさわしている。 その友人も、社会一般の人から見るとある程度自由に…

県西行って奇譚

GO WEST 何度か行ったことはあるけれど、行くたびに違うところを歩かされているような、不思議な地域です。 同じ埼玉県出身者としても位置的に正反対なせいか、なかなかイメージが湧き切らない。 自分の中ではテレ玉のCMで、やれ「風が語り掛けます・・・」…

なにいろがらす

学生のころと比べたら、文字を書く機会がめっきり減りました。 特に書道何段とかを持っているわけではないのですが、文字を書くのはなんとなく好きで、勉強するのが嫌なとき(たいていそう)は文字を書くことをモチベーションにして机に向かうこともあったり…

ライフ・テキスト

こころが柔らかすぎて このブログを読んでいただいている方ならもうお分かりかもしれませんが、自分の中ではかなり豆腐メンタル。 学生のころから相当なビビりで、課題も早く終わらせないと心配でしょうがなかったり、誰かがけんかなどしていると自分があわ…

ほどよい生まれ月

今週のお題「暑すぎる」 焼き切ってもなお照りつける日差しが、いつからか苦手になってしまったように思います。 小学校の頃はサッカーをしていたこともあってめちゃくちゃに日焼けをしていたのですが、暑いとは思うけどそんなにいやな感じがしなかったよう…

いよいよ、学びや。

たしかに、取扱説明書はあまり読まないタイプでした。 家電を買っても、いろいろボタンを押しているうちに「おお、おまえこんな機能が・・・!」なんてことばかり。 今使っているカメラも、説明書をさらーっと読んで、撮りながら機能を見つけて今に至ります…

からだにカラフル

子供のころ「ミックスキャロット」という飲み物をよく飲んでいました。 名前の通りニンジンが主だったものですが、緑に黄色、赤いものまで、色んなものが入ったいわゆる「野菜ジュース」。 嫌いな野菜が多かったわけではなかったけれど、肉と米があるとどう…

地表から、離れ放れ

都民の特権を使って、初めてスカイツリーに 前にも書いたかもしれませんが、高いところ(安全なのが条件)が好きな自分。エレベータで登るときからわくわく。 ダウン・ツ・ヘブン なんとか新宿も見える(かすみ除去使用) 上からじゃないと見えないものも。 方…

夏の終わりに、始まりを。

初詣に行った際、私の一生の中で大きな動きのある年にしたいと強く願いました。 年も半ばを過ぎて、夏も真っ只中。 1月に神社で手を合わせたときに大まかに描いていた夏とは少なからず違っているけれど、なにもしないでだらだら終わりたくはないという願いは…

一段、いちだん

久しぶりの更新になります。 ここ数ヶ月は引継ぎ等で忙しい日が続いて、なかなかこちらに手が向かいませんでした。 自分もまだまだメモリが足りていませんな。増やさねば。 そんなこんなで、今の職場は8月いっぱいで最後になります。 社会人になって初めての…

不考の形而

カメラを買って以来初めて出会う季節が、またひとつ巡ります。 昨年紅葉の季節に出会ったカメラは、冬の雪、家族との正月と順調にレンズを通してきました。 春はご時世もあって満足にいかない部分もあったけれど、家の近くの細い路地や、何気なく置いてあっ…

そのたび・度

行きたい目的地とそこまでの交通手段を考えながら、窓枠から見えるよく晴れた空を見ています。物理的にとか金銭的にとかそういうありきたりな理由ではなくて、今まで経験してきたうちのどれにも当てはまらないようななにか違和感のある理由が連休を強く押さ…

ハード・ストーン

小学校の頃、よく通学路で石けりをしていた。 集団下校ではなかったと思うけれど、方向の近い何人かで集まって帰っていることが多かったように思う。 一つの石を適当に蹴って近くの人がどんどん繋いで距離を稼いだり、それぞれが自分の石を延々と蹴っていた…

些か、過去に靄

学生時代に、何回か自転車で旅をしたことがあった。 2週間ほどかけて、何人かの仲間とともに遠くまで行ったものだ。 基本的に、夜はテントで狭い思いをして過ごした。 朝は不思議と目覚めが良くて、朝露の中で静かに一日が始まることが多かった。快適すぎな…

おとなのスロープ

学校が休校になって、通勤で見るのはスーツを着た大人ばかりになった。 自分がそっち側になってしまったことを実感して、少しおかしい。もとい、笑えない。 もし自分が子供だったら、雪が降ったときみたいな気分ではしゃいでいたかもしれない。まあ自分のこ…

だれぞの掌

普段考えている分には、自分は人のいないところが好きで、誰もいない風景や場所、そこで過ごす時間の量を増やしたいと考えているように思う。 最近は時世もあって人混みを避けるような風潮が高まっているけれど、そうやって世間から意識的に命令をされると、…

ウィンク・サーモ

久しぶりに雨を見た。 真冬の寒さはひとしきり峠を越えて、少し生ぬるく感じる湿った風がどこか懐かしい。 学生のころ感じていた季節感は、ある程度の自由に時間的な限りがあることと、当時からすると「妙な」大人になってしまうことへの焦燥感にぼくを気づ…

ブラックブラック

図工の時間で絵を描いた。 絵具セットに並んだ絵の具の中で、白い絵の具が一番好きだ。 全部の光を反射しているけれど、なにかを吸ってみたそうな目をしていて、ちょっと別の色を足したときに、どうやってももとの色に戻らない。 白い絵の具を使いたくて、「…

ふでまんねん

久しぶりに万年筆を使おうとしたら、インクが入っていなかった。 在庫なんてないよなと思ってだめもとで探してみると、たまたま残っているカートリッジを見つけてすぐに交換をば。 それにしても、前に使ったのがいつだったか思い出せない。かなり前だ。イン…

4次元紛失

いつもあるものがなくなると、なんとなく不安になる。 朝起きたときの太陽の光とか、通勤途中の道に落ちているリップクリームとか、筆箱の中にあるいつもは使わないシャープペンシルとか、意識しようとしていまいと、今まであったものがなくなると、そこにど…

白いあいつ

アルコールを塗った手が、想像より少し早く乾く。 順番的に先に石鹸で洗うかアルコールをするか、どちらがいいのかいまだに掴みきれない。 アルカリのかたまりの白さも個人的には好きだけれど、感覚的にはアルコールの方が綺麗になってるような気もする。ま…

みさきの

いささか前の、自分と三浦 週末は実家の車を借りて、三浦半島へドライブをば。 天気は悪くはなかったけれど、それほど良くもなくてなんとなく灰色な感じ。 坂道の多い街を灰色の空が少し霞ませて、雨で黒くなった岩がいつもより少しだけ尖って見える。 城ヶ…

夜好性

仕事が終わって家まで帰るときの時間が最近好きになった。 カメラを片手に路地に入ったり、路上物件を横目に見ながらのんびり帰る。 仕事からの解放感と、人通りの少ない静かな民家の間をすり抜けて、なにか別の街にいるような感覚を味わえるのが好きなのか…