そのひとのめ

なんとなくの毎日を、書きたいときに、書けるだけ。

まっさかさかさ

相変わらず、緩い上り坂を登っている。

ギアは一番軽くしてゆっくり登っているから、息苦しさはない。周りには誰もいないから息切れしている姿を気にすることもないけれど、なんとなく余裕な感じをにじませている。結局だれかがもう一人いて、そいつになにか気を使ってしまっているのかもしれない。

ななめ後方から飛んできた鳥に話しかけられる。返事をしようとしたら、もうすでに話してはいなかった。

ずっと先に行ってしまって、待ってくれる様子もない。そうこうしている間に、お互いに言葉を忘れてしまう。なんと言ったのか、少し気になった。どうやら夢を見ているようだ。やっと気がついた。

Uターンして、道を引き返す。

下り坂でスピードが乗ったころ、地面がなくなって、重力を忘れた。

浮遊感と風邪を切る音とともに目が覚めて、布団から半分落ちかける。

時刻は何時だ。夜なのか、朝なのか。

遠くで鳥の声が聞こえた。夢を少し思い出したけれど、なんと言ったのかは、結局わからなかった。

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3次元

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