そのひとのめ

なんとなくの毎日を、書きたいときに、書けるだけ。

もったいなくなく

旅行先で目的地に向かう途中に必ずと言っていいほどある現地発見スポット。

 

すごく行ってみたいけど、考えていた旅程的に少し窮屈になってしまう。

しかし、今行かないと「もったいない」。

 

こればっかりは下調べどうこうの問題じゃないので、出くわすたびに頭を悩ませています。

感覚的には行けるとこは行きたいのですが、引き返すタイミングが難しい。

 

街を歩いているだけで高まるような趣向なので、全世界の旅行先すべてが目的地になりうる自分にとってはある意味死活問題なのかも。

 

しなきゃもったいないという感覚が邪魔をすることが、往々にしてある。

 

少し考えたら、これは旅行に限った話ではないような気がしてきた。

 

ラーメン屋さんでの「大盛無料」や「ライス食べ放題」、服屋さんの「2点で半額」などなど、生活の中でも案外散らばっているかもしれません。

 

もったいないって考え方も、今思うと種類があるような気がしてきた。

 

「行動することで増えるもったいない」と、「行動することで減らないもったいない」。

 

さっきまでの話は前者で、行ってみたいとこに行くことや食べたいものを食べることで、写真やら接種カロリーやらが増える。

 

後者は、たとえば捨てるはずのものを捨てずにとっておくことで、減るはずだったものが減らない。

 

考え方によってはなにかが増えれば何かが減るから逆の言い方もできるけれど、動機的なところでやっぱり少し違うのかな。

 

増えるのもあるし、減るのもあって、よくわからんくなってきた。

 

旅の寄り道の話から、なんだか変な考え事になってしまった。

 

こういう変なことを考えるのは嫌いじゃないけど、こういう時間はもったいないのか?

 

何か増えるかと言われれば微妙だし、時間はどんどん減っていく。

 

「もったいない」っていうのがそもそも意味づけな気がするし、意味のない(意味のあいまいな)ことに関しては、当てはめるべきではないんだろうな。

 

もったいないとかもったいなくないとか、そういう話の外にあるものも確かに存在するのかもしれない。

 

転がり続ける、俺の生きざまを。

 

そんな時間も、必要だと信じたい。

 

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白黒か? 紅白か?

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