そのひとのめ

なんとなくの毎日を、書きたいときに、書けるだけ。

パラフィン・ライフ

溶かした蝋を繰り返し固めて、それをまた削るような日々を送っています。

ガリガリとえぐられながら毎日乗り切っていますが、最近は終盤に削るものがなくなって身体を削っているような感覚です。

もともとの蝋がもっとたくさんあるといいけれど、どこかから湧いてこないかな。

削った蝋は有って無いような型に入れられて、少し熱すればまたそれなりの形になって固まります。この時期は、固まるのも早い。

小さい頃はきれいで透明な色をしていたけれど、だんだんくすんで今は何色かがかろうじてわかるくらい。お風呂に溶けだしたら大変です。

型も型で容積ばかりが増えていくものだから、中身がスカスカですぐぼろぼろになっちゃいます。困ったもんだ。

 

ただ、蝋の補充は課題になるけれどできないことはないみたい。

たまに増えたなって思う出来事があるから、それを繰り返していければギュッと締まったいい身体になれそう。

削られた後に戻しやすい蝋っていうのも大事で、戻すための道具と手順も大切です。ひとの助けも必要だ。

 

結局は毎日大変だけど、人生の最後くらいはいい灯火をあげたいものです。

着火は誰かがきっとしてくれるし、燭台は最悪なくてもいいや。

芯のこと考えてなかったな。

蝋って、直接燃えないですよね。

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明るいからきれいって、

そういうわけじゃあないんだぜ。

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