自分でも、このタイミングで足が向かうとは考えていませんでした。
もともとマークしている場所ではあったんですが、この季節この時間に向かうものでは、控えめに言って無いですね(^_^;)
あと、これはある程度確信めいてきたことなんですが、自分には変なタイミングで変な行動を起こすある種才能というか、性質があるように思いまして、今回はそれを存分に発揮しながら、久地の円筒分水にナイトランしてきました。
以下、その記録也。
テールライトに電池を入れると、久しぶりに眩しいほどの点滅になった。
少し前にスイッチの調子が悪くなってもうダメかと思ったけれど、半ばやけになってバラした結果、程よく復活と相成ったのでした。
前にも書いたけれど、物持ちだけは抜群にいい。もとい、良すぎるほどに。
時刻は18時を過ぎて、外を見ると西の空ももう真っ暗。
普通ならここから発つとは考えにくいところだが、なんていうか、人と違うことをしていると、落ち着く性分なんだと思う。
ルートはほぼ決めていなくて、南の方に向かうことと、いくつかの目標物だけ抑えながら、気ままにふらつく。
これができるのが、一人のいいところ。
これができるもう一人がいると、尚よろし。
途中までは、前の職場へ向かうルートを使うことにした。
よく歩いていた道が懐かしい。
自転車に乗っていては通れないところも、降りて押してゆっくり通った。
夜暗渠。静か。
アンダー。
水道道路あるある。
意外と高低差あるんだよな。
車じゃつらいな。
このあたりは暗渠や細い道が多くて、通っていて楽しい。
小田急線の高架をくぐったら、水道道路を使ってさらに南へ。
世田谷通りにぶつかったら、多摩川までもう少し下る。
このあたりはあんまり走ったことがなかったけれど、多摩川に向けてかなり下った。
貧脚には、帰りが思いやられる。
二子橋で多摩川を越えると決めていたので、二子玉川駅の標識に合わせて右往左往。
無事二子玉川に。
気持ち、人出が少ないように思う。
早くいつも通りの世界になってほしいな。
多摩川を渡ったら、円筒分水はもうすぐ也。
国道246号線の陸橋をくぐったら、左折した先にある二ヶ領用水でたーんらいと。
意外と水量があって、夜だとなかなかこわい。
もともと夜の水辺がちょっと苦手なので(なんで来た)、やや緊張する。
程なく、円筒分水に到着。
思ったより大きかった。
そして、思ったより暗い(^_^;)
一周して、ベンチに座る。
今年初めて出したマフラーが、優しく暖かい。
今の自分を取り巻くひとしきりを浅く考え、やたらと綺麗な星空を見上げながら、肺に沁みる空気を吸い込む。
この季節の空気は、どうにも肺に突き刺さる。
ただ、水のなんと丸いこと。
どちらかと言うと自分は、角がないものの方が好きな気がする。
穏やかに、やわらかく。
少しでも、トゲの少ない方向へ。
河口に転がってるくらいが、居心地いいな。
しばらく考え込んでいると、さすがに寒くなってきた。
帰りは、自販機のコーヒーを飲んでからゆっくり帰る。
環八をひたすら北に向かって、大事なく帰宅。
なんだかんだ、幹線道路が早いんだな。
(脚があるかは別にして)
半ば飛び出すようだったこのナイトランも、なんだかんだで楽しかった。
拙者、やはり自転車も好きなのだと再認識。
多摩湖の自転車道も応用ききそうだし、このご時世いい機会だから、近場をどんどん漁ってみよう。
どっかまで自転車で、その先は散歩なんかでも面白そう。
生きてりゃいろいろあるけれど、楽しそうなことはまだまだたくさんある。
したらば、どんどん探して糧にするべし。
人、物、場所も、全部縁。
全部がまあるくつながって、おさめてまあるくやわらかく。
ま、なるわけないな(^_^;)
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