そのひとのめ

なんとなくの毎日を、書きたいときに、書けるだけ。

4次元紛失

いつもあるものがなくなると、なんとなく不安になる。 朝起きたときの太陽の光とか、通勤途中の道に落ちているリップクリームとか、筆箱の中にあるいつもは使わないシャープペンシルとか、意識しようとしていまいと、今まであったものがなくなると、そこにど…

白いあいつ

アルコールを塗った手が、想像より少し早く乾く。 順番的に先に石鹸で洗うかアルコールをするか、どちらがいいのかいまだに掴みきれない。 アルカリのかたまりの白さも個人的には好きだけれど、感覚的にはアルコールの方が綺麗になってるような気もする。ま…

みさきの

いささか前の、自分と三浦 週末は実家の車を借りて、三浦半島へドライブをば。 天気は悪くはなかったけれど、それほど良くもなくてなんとなく灰色な感じ。 坂道の多い街を灰色の空が少し霞ませて、雨で黒くなった岩がいつもより少しだけ尖って見える。 城ヶ…

夜好性

仕事が終わって家まで帰るときの時間が最近好きになった。 カメラを片手に路地に入ったり、路上物件を横目に見ながらのんびり帰る。 仕事からの解放感と、人通りの少ない静かな民家の間をすり抜けて、なにか別の街にいるような感覚を味わえるのが好きなのか…

ものもらい

仕事で使う定規は、いつも尖っていてばかり。 かちゃかちゃ音を立てながら、決まった角度でひたすら平行線。 6cmを無意識に感じながら、なるべくテンポよく引き出していく。 使うのは黒のジェットストリーム0.7mmで、ペン先にインクが溜まったらティッシュで…

まっさかさかさ

相変わらず、緩い上り坂を登っている。 ギアは一番軽くしてゆっくり登っているから、息苦しさはない。周りには誰もいないから息切れしている姿を気にすることもないけれど、なんとなく余裕な感じをにじませている。結局だれかがもう一人いて、そいつになにか…

雪音

風も弱くて、過ごしやすい1日だった。 今朝の通勤はいつもと違った行き方を試してみて、なかなかいい感触だった。またやってみよう。 明日は雲は多そうだけど、雨は降らないみたい。 カバンの中には折り畳み傘が入っていて、いつからか出番を待っている。こ…

まあるい狭間

朝起きて、洗濯を2回。 昨晩面倒で洗い残した食器を洗ったら、まだぎりぎり朝日と呼べそうな日差しを窓から取り込んで、少しだけこうごうせい。 ここのところずっと天気がいいから、眩しさに少しずつ慣れてきたかもしれない。 変わっていく環境に合わせるの…

サンドウ

ハンドルを戻してアクセルを踏むと、左右から覆いかぶさっていた緑が左側で途切れて、ところどころに雲の浮かぶ遠く見渡す限りの山々が眼前に広がった。 減速して車を停めたら、じっくり見ようとして運転席から身を乗り出す。シートベルトが引っかかった。左…

最寄りの辺と変

久しぶりに、川口から赤羽の周りを散歩しました。 変わっているところがたくさんあるし、変わっていなくても気づいてなかったところがたくさんあって、来るたびに驚かされます。 赤羽は坂がたくさんあって、まだまだ周りきれていません。 今回はゆっくりでき…

もちもちこまれ

最寄り駅までの道中に、不思議な建物があります。 建物自体は古くて、こげ茶のレンガがいい感じ。土地的にもそれほど狭くはなくて、地上4階建。 一階部分が縦列の駐車スペースみたいになっているのですが、そこに毎週少し変わった品物が置いてあって、「ご自…

ウェット・カレー

ここ最近昼食は朝に握って持っていったおにぎりを食べていましたが、今日は違う部署の応援だったので、久しぶりに食堂の蕎麦を食べました。 そこの部署は以前いたところで、食堂の店員さんともなんとなく顔なじみ。 すれ違いざまに「おっ」って顔をされたの…

水深メモリ

落としてからすぐに気づければ、少し後ろを振り返ってみて探すことができます。 気づくのに時間がたってしまうとどうしても確かめなければならないことが増えて、どこで落としたのかもわからない。 そうなると当然見つけるのは難しくて、代わりのものを手に…

下りの踊り場

帰りは最寄駅から人の波に流されて、幹線道路の信号にようやく引っかかりました。歩道からあふれた人が車道にはみ出しながら後方車に気を使って、L型側溝を控えめに踏んでいます。 朝方駅に向かう人で混みあう商店街は、夜になると心なしか賑やかに見え、家…

タイピング リトル ハーダ

今日は仕事で少しだけやらかしたので、温かいものでも飲んで早めに寝ようと思います。前の記事も寝ることについて書いたような気がしますが、人間やはり寝ないと始まらない。子供の頃は、22時まで起きてたら次の日の学校が辛かったものです。さすがに盛った…

重力民・眠

眠気の宛と先 寝ることというのは不思議なもので、なにかをやりたくないときに眠くなったり、やらなければいけないときに眠くなったり、やらなくてもいいときに眠くなったりするなど、とりあえず眠くて不思議なものです。 昨日は久しぶりに天気の良い週末だ…

メトロのつばさ

新宿三丁目から丸ノ内線に乗って、最寄り駅まで向かいます。 夜だから空は見えないけれど、地中の管の中を滑る電車は、心なしか窮屈に感じます。 地下鉄で通学していた高校時代は地中に潜るのが新鮮で、ドアが開いたときに感じる駅ごとの匂いやわずかな登り…

うわの宙

椅子に座っていたけれど、気がついたら顎が上がって寝ていました。 口は開いていなかったので、顎の下の筋が伸びて少し痛い。 起きたときに天井が見えて少し混乱したけれど、すぐに上下を取り戻して座ったままで少し背伸び。重力は大切です。 宇宙に行きたい…

U-ジューリョク

寒さは突き刺さるけど、雲もなくていい天気でした。 昨日が雨だったから、日差しと空の高さが気持ちよかよか。 用事があって東京駅に行きましたが、相変わらず人の多いこと。 いろいろな国の人が、スーツケースを転がしながらたくさん歩いています。 自分も…

イウもイワレルも。

人通りの多いところで道を譲ってくれたり、エレベーターで開を押してくれたり、見ず知らずの人への感謝が都会では本当に沢山あります。 対面なら軽く会釈してありがとうと言い、車であれば片手を上げたりして気持ちを伝えますが、そういう街中での「ありがと…

オム・ライス・マン

昼前に多摩川の土手に上がって、しばらく歩いた。 台風の名残で木にからまった枝が、まだまだたくさんある。 サイクリングロードを探したけれど、土に埋もれてしまったのか見つけられなかった。流れに押された行政区の杭が、傾きながらなんとか立っている。 …

お仕事小路

最寄駅で、ホームに降りた。正月からずっと天気が良かったから、雲の多さが少し気になる。それでも日差しは十分だ。改札を抜けて、南口に向かう。途中にある地下鉄の改札は、今日も人が少ない。地上に出てくるには、まだ早かったのかもしれない。バス停に、…

ファミリ・ファインダ

正月の居場所 例によって、実家に帰った正月。 のんびりしたり、どっかに行ったり、正月のうちは特にルールもなく自由な家系。 2020年の頭は、いろいろなところに行った正月になりました。 例年ぼーっと過ごしてきた正月ですが、今までなんとなく過ごしてき…

こだまの友

小学校時代からの友人たちと久しぶりに会ってきました。 いつもは年末に会って忘年会をするのですが、今年は日程が合わずに新年会のような時期です。 集合したときに「あけましておめでとう」って言い合うのはすごく違和感を覚えましたが、ほぼ年に一度なの…

当舵ライフ

出会いという意味では、昨年はいろいろあった。 人に限らず、もの・景色・気持ちなどなど、今までに経験したことのないものに多く出会ったように思う。 会社に入って3年目の、惰性が少しずつ増えてくるこの時期。 少しはまわりが見えてきたのか、進むための…

水仙に、鯛としもだ。

年末と、伊豆の瀬 年内の仕事もなんとか納まって、年末休みに入っています。 初日と二日目には早速旅行に出かけて、都会から離れたのんびりとした時間を過ごせました。 例によって伊豆だったのですが、前回の大瀬崎とはまた違って、今回は南端の下田まで。少…

かみされたし

久しぶりに紙の事典を開きました。 仕事で使う資料だったのですが、本を開いてめくる動作が懐かしくて、少しおかしかった。 思えば、小学校の頃は国語の授業で国語辞典を使うっていって往復持って歩いたりしてましたね。 今と当時を比べて思うと、なかなかな…

パラフィン・ライフ

溶かした蝋を繰り返し固めて、それをまた削るような日々を送っています。 ガリガリとえぐられながら毎日乗り切っていますが、最近は終盤に削るものがなくなって身体を削っているような感覚です。 もともとの蝋がもっとたくさんあるといいけれど、どこかから…

ご褒美奇譚

アイスを食べると、少しだけ元気が出るとか或いは出ないとか。 口に入れたときの突き刺さるような冷たさと、少し間をおいてから広がる甘さで、幸せが無条件にやってくるあの感じ。 しんどかった1日の疲れを、ほどほどに和らげてくれます。 毎日食べてはいな…

いざ伊豆再履

ややあって、大学時代の友人と伊豆は大瀬崎に。 その友人は少し変わっていて、なんだか僕と気が合います(定型文) 運転が、好きなんだろうって 友人宅まで迎えに行って、車で首都高に乗ったら東名まではスムーズに。 途中で事故と工事もあって渋滞したけど、…